「カナダの首都はどこ?」と聞かれて、トロントやバンクーバーを思い浮かべる人は少なくありません。
しかし、正解はオタワ(Ottawa)です。
なぜ経済の中心地ではないオタワが首都に選ばれたのでしょうか。
そこには、カナダの歴史を揺るがす重大な決断がありました。
本記事では、オタワが首都になった劇的な背景から、実際に訪れてわかった街の魅力まで詳しく解説します。
きみカナダに住むなら知っておきたい基礎知識です
カナダの首都「オタワ」の基本情報


オタワはオンタリオ州に位置し、川を挟んでフランス語圏のケベック州と隣接する「文化の交差点」です。
- 人口: 国内第4位(約100万人)
- 言語: 英語とフランス語が日常的に飛び交うバイリンガル都市
- 特徴: 政治の中心地でありながら、豊かな自然と歴史的な建築物が調和した美しい街並み



トロントからは車で約5時間くらいの距離です
なぜオタワ?首都に選ばれた「3つの決定的理由」


1857年、ヴィクトリア女王によって首都に指名されたオタワ。
当時、有力候補だった大都市を差し置いて選ばれたのには、主に3つの理由があります。
① 英仏の対立を解消する「中立地」
当時のカナダは、英語圏(オンタリオ)とフランス語圏(ケベック)の対立が激化していました。
オタワはその境界線上に位置していたため、どちらの勢力にも偏らない公平な場所として最適だったのです。



いまだにオタワの公用言語は英語とフランスどちらも使われます
② アメリカからの攻撃を防ぐ「防衛上の利点」
当時はアメリカとの緊張関係にありました。
トロントなどの国境に近い都市は攻撃を受けやすい一方、オタワは内陸にあり、さらに周囲を崖や川に囲まれた天然の要塞でした。



攻め込みづらい土地だったんですね
③ 経済の要「リドー運河」
軍事・経済の両面で重要な拠点となっていたリドー運河の存在も決め手となりました。
この運河は現在、世界遺産にも登録されています。



今では立派な観光名所です
カナダの主要都市との比較


よく首都と間違われる都市と比較してみましょう。
| 都市名 | 特徴 | 首都と間違われる理由 |
| トロント | カナダ最大の経済都市 | 経済・文化の中心で人口が最多 |
|---|---|---|
| バンクーバー | アジアの玄関口 | 観光地としての知名度が抜群 |
| モントリオール | 北米のパリ | 過去に短期間、首都だった歴史がある |



トロントやバンクーバーが有名ですよね
押さえておきたいオタワの観光スポット


政治の街というとお堅いイメージがありますが、オタワはとっても魅力的な観光都市です。
①パーラメント・ヒル(国会議事堂)


荘厳なネオ・ゴシック様式の建築。
夏には衛兵交代式、冬にはプロジェクションマッピングが楽しめます。
②リドー運河


夏はクルーズ、冬は「世界最長のスケートリンク」に変身します。
③バイワード・マーケット


190年以上の歴史を持つ市場。
名物スイーツ「ビーバーテイルズ」の本店は必見です。



ビーバーテイルカナダ発祥のスイーツ。各都市で食べられますが、本店はオタワにあったんですね!
まとめ:オタワは歴史と調和が息づく街


カナダの首都がオタワである理由は、単なる偶然ではなく、「英仏の融和」と「国家の安全」を考え抜いた究極の選択でした。
トロントやバンクーバーのような華やかさとは一味違う、落ち着いた気品と歴史の深さを感じられるのがオタワの良さです。



リドー運河や国会議事堂が一目見ておきたい場所です。ぜひ訪れてみてくださいね♪
[Tip]
冬のオタワはマイナス20度を下回ることも珍しくありません。訪れる際は、最強の防寒対策を忘れずに!








