【お土産にも最適】カナダの定番パンケーキの粉はAunt Jemima

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メープルシロップの本場カナダに来たらやはり食べたいのがパンケーキ。

カナダの方もよくパンケーキミックスを使いますが、日本とはちょっと味や食べ方が違います。

このページでは、地元民も愛するパンケーキの粉やカナダ独特の食べ方についてご紹介します。

金額も手頃でお土産にも最適ですよ。

　　　

定番パンケーキミックス Aunt Jemima とは

知り合いのカナダ人におすすめされたAunt Jemimaは、日本語にすると「ジェミマおばさん」。

ジェミマおばさんのパンケーキ、といったところでしょうか。

カナダファミリーに大人気のこのミックスですが実は１３０年以上の歴史を誇るアメリカ製品。

輸入とはいえお隣の国ですのでスーパーマーケットやドラッグストアで簡単に手に入ります。

価格も１箱（９０５g）約５ドルとお手頃です♪

　　

〈種類〉手に入りやすいのは４タイプ

公式HPを見ると全粒粉タイプもあるみたいですが、カナダ国内で私が見かけたのは４タイプです。

といっても大きくはORIGINALとBUTTER MILK味の２種類で、水だけ入れるか卵とミルクが必要かの違い。

ちなみにORIGINAL COMPLETEが一番ベーシック。

どこのご家庭でもよく見かける気がします。

卵とミルクを加えるタイプの方が味は濃厚で日本のものにちょっと近いかな。

　　　

〈作り方〉基本は”水を加えて焼くだけ”

ORIGINAL COMPLETEの作り方は水を加えるだけです。一応パッケージの裏にある作り方を翻訳しますね。

〈味〉ORIGINALは優しい甘さのシンプルな味

日本のホットケーキミックスと比べると甘くないな〜と感じるかもしれません。（むしろ少し塩気あり）

でもメープルシロップをたーっぷり好きなだけかけるので個人的には甘塩っぱい味がたまりません。

食事メニューにもデザートにもなりますし、飽きも来ずパクパク食べれちゃいます。

砂糖控えめな分、子どもにあげやすいのもいいですよね。着色料や香料も入っていませんよ◎

　　　

人気の理由と日本のホットケーキとの違い

実はパンケーキミックスはカナダのスーパーの棚にはたくさん売っています。

オーガニックやら全粒粉いりやフレーバー付きなどなど。

それでもAunt Jemimaが愛される理由を見てみましょう。

　　

人気の理由は忙しい朝にぴったりなこと【調理時間約５分】

人気の理由はなんといっても混ぜて焼くだけな手軽さ。

焼く時間も薄いので１〜２分でOK！１人前約５分くらいで出来ちゃいます。

公式HPの製品紹介にもこんなメッセージが。

Fluffy pancakes made with Pearl Milling Company™ Original Complete Pancake & Waffle Mix are perfect for busy mornings. They contain no added colors or flavors. They are so quick and easy to make you can spend less time in the kitchen and more time enjoying breakfast with your family!

パールミリング社オリジナルのコンプリートパンケーキ＆ワッフルミックスを使ったふんわりパンケーキは、忙しい朝にぴったり。 着色料や香料は一切含まれていません。 手早く簡単に作れるので、キッチンで過ごす時間を減らし、家族と一緒に朝食を楽しむ時間を増やすことができます。

pearlmillingcompany.com

工程を簡単にすることで家族で一緒に朝食を楽しんでね！というメッセージなんです。素敵ですよね。

欧米諸国全般に言えると思いますが、食事はシンプルに時間をかけすぎず、家族といる時間を増やすことに重点を置いていることが多いような気がします。

　　　

日本のホットケーキとの違いは味と包装

日本は結構１枚１枚にボリュームがあって生地も甘いですよね。

Aunt Jemimaは甘さはほんのり、生地も薄いので何枚もパクパク食べれます。

ちょっと驚いたのは、箱に直接粉が入っていること。笑

中にプラスチック袋など入ってないので、粉が漏れる漏れる….

お土産などで送るときは袋に入れないと粉だらけになるので気をつけましょう。

　　　

子どもには食べさせていいの？原材料の比較

ここは興味ない方はメープルシロップは本場のものを手に入れようまでジャンプして先読みしてくださいね。

お子さんにも食べさせたいと思う方は原材料も気になるところですよね。

そこで森永製菓のホットケーキミックスと原材料を比較してみました。

Aunt Jemima Pancakes	森永製菓 ホットケーキミックス
濃縮漂白小麦粉（漂白小麦粉、ナイアシンアミド、還元鉄、一硝酸チアミン、リボフラビン、葉酸）	小麦粉（外国製造又は国内製造）
砂糖	砂糖
発酵物（重曹、リン酸アルミニウムナトリウム、リン酸一カルシウム）	ぶどう糖
デキストロース（ぶどう糖）	植物油脂
脱脂粉乳	小麦でん粉
パーム油	粉末油脂
塩	食塩／ベーキングパウダー
小麦グルテン	乳化剤（大豆由来）
コーンシロップ固形物	香料
カゼインナトリウム	カゼインＮａ（乳由来）
モノ及びジグリセリド（天然に存在するクラスの添加物）
リン酸二カリウム（食品添加物）
乳酸
トコフェロール（ビタミンE）

砂糖は両方に入っているので、赤ちゃんに食べさせるのは１歳以降がベスト。

大きな違いとしてはAunt Jemimaの謳い文句は香料・着色料なしですが森永は香料入り。

そして食品添加物が、Aunt Jemimaにはモノ及びジグリセリドとリン酸二カリウム。

森永の方は詳しくは記載なしですがおそらく香料の中に含まれているかなという予想です。

気になる方は調べてみてくださいね。

　　　　

　　　

メープルシロップは本場のものを手に入れよう

Aunt Jemimaはシロップも販売していますが、ケーキシロップと言われるメープルシロップの入っていないもの。

カナダに住んでいるならぜひ本場のメープルシロップで食べましょう！

スーパーマーケットやお土産屋さんでも手に入りますが、ここでは本物と言われるメープルシロップの見つけ方を紹介します。

　　　

メープルシロップ４つの等級のうち「アンバー」がおすすめ

実はメープルシロップは採取時期によって４つの等級に分かれます。

採取時期の早い順からゴールデン、アンバー、ダーク、ベリーダークと呼ばれ、味や値段も変わります。

早い時期に採取した樹液で作るほど色味が明るく、味も軽やか。値段もお高め。時期が遅い方が色も味わいも濃厚になります。

ゴールデンとアンバーはパンケーキやヨーグルトに混ぜたり、ダークとベリーダークは料理に使われることが多いです。

　　　　

セントローレンスマーケットで本物をゲット

Our Farmers Market (indoor and seasonal outdoor) will be open tomorrow from 5am to 3pm. See you then! #stlawrencemarket #farmersmarket #shoplocal #supportlocalfarmers pic.twitter.com/zqiu9f4Rt6

— St. Lawrence Market (@StLawrenceMkt) September 3, 2021

土曜のセントローレンスマーケットはファーマーズマーケットの日。

農家さんたちが特設会場で直接販売をしていてその中にはメープルシロップを販売するお店も。

金額もお安いですし、作り手の方からお話を聞きながら買うのも醍醐味ですよね。

土曜以外は本館の地下で販売しているので、ぜひ手に入れてみてくださいね。

ファーマーズマーケットは現金じゃないと買えないお店も多いので用意していきましょう。ATMもありますが行列になっていることも多いです。

カナダ流 朝食パンケーキの食べ方

カナダには朝食メニューを出すレストランも多くあります。

メニューは大体パンケーキ（またはパン）にベーコン、目玉焼き。

家でもレストランでもこのワンプレートはカナダ人の定番なんですね。

　　　

薄くて小さいパンケーキをたくさん焼く

生地が結構緩めなので、小さくて薄いパンケーキがたくさん出来ます。

大体１人あたり４〜５枚食べている気がします。

あっさりした味だしふんわりしているのでペロリです。

　　　

ベーコンやポテトにもメープルシロップをたっぷり

これは人によるかもしれませんが、私の知り合いのカナディアンはパンケーキと一緒に出てくるサイドにもたっぷりメープルシロップをかけていました。

私も挑戦してみたところ、しょっぱいベーコンに意外と合う！

メープルシロップの甘さとベーコンの塩っけで甘しょっぱさがクセになります。

　　　　

【注意】パッケージの名前がPearl Milling Companyに変更

https://twitter.com/PJmiekidzandi/status/1576025800213934081?s=20&t=idKuEsEAOGbCMv_zsueWHw

↑が最新のパッケージです。

右下に小さく「Aunt Jemima」と書いてあり、全く同じ製品です。

商品名が「Pearl Milling Company」になっているので買う際は要注意！

近年パッケージとブランド名がガラリと変わりました。

気になる方はぜひニュース記事も見てみてくださいね。アメリカでは当時かなり話題になっています。

　　　

２０２０年にロゴを削除、ブランド名も変更に

２０２０年６月親会社のペプシはパッケージのイメージを変えることを表明し、まずはジェミマおばさんのイメージを削除。その後段階的に商品名も変更しました。

新しい商品名は「Pearl Milling Company」。（直訳すると「真珠加工会社」）

この名前はミズーリ州セント ジョセフのにぎやかな町にある小さな工場から取ったそう。初めてジェミマおばさんのパンケーキミックスを生産していた工場なんだとか。

　　　　

背景には黒人差別問題が

実はジェミマおばさんは黒人女性のイメージキャラクターで、パッケージにイラストが載っているのが目印でした。

生産当初は奴隷制度があった時代に料理を担当してた黒人女性の「ジェミマおばさん」という設定で描かれたキャラクターだったそうです。

当然古くから人種批判だとの指摘は後を立たず、その度にジェミマおばさんのイメージを変えてきたそうで、最後の方はお料理好きモダンな雰囲気の黒人女性の絵柄へ変わっていきました。

そして２０２０年、Black Live Matter も背景に、イメージを全撤廃しブランド名を変えることを発表します。

Its logo and will be renamed amid public outcry that the branding perpetuated a racist stereotype.

ブランディングが人種差別的なステレオタイプ（固定概念）を永続させたという大衆の抗議の中で、そのロゴと名前が変更されます。

today.com

　　　

まとめ

いかがでしたか？

名前が変わっても「Aunt Jemima」の愛称は人々にまだまだ親しまれています。

北米に住んでいるならぜひお試しあれ♪

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